第37日目 08年2月14日(木)晴時々曇
塩江 → 8:50 上落合バス停→(10.9㎞)→11:30 別格20番 大滝寺 12:00→(夏子休憩所14:25、20㎞)→17:00 八十窪《合計30.9㎞》
雲辺寺と同じ高さの大滝寺(910㍍)へ。
深い雪。たくさんの小動物の足跡。案内板には、ムササビ、野ウサギ、イタチ、タヌキがいるとある。
大滝寺も雪に埋もれていた。
108番目の結願寺。古びた本堂。
読経中、寺の太ったペルシャ猫が擦り寄ってきた。
寺の奥さんによると、今年は雪が多いという。
寺では湧き水(雪解け水や雨水)をタンクに貯めて使っている。昨年は雪が少なくて水に困ったが、今年は大丈夫だろう。
お接待でみかんを頂く。小ぶりだが、とても甘い。
奥さんの忠告で県道をとことこと下っていく。遠くに吉野川の流れる平野が見える。夏子休憩所を経て、再び大窪寺の門前へ。
宿では結願を祝い、赤飯が出た。
同宿が1人。福岡から来た中年男性。車で逆打ちをするという。
先達の引率で、バスやタクシーで回ったことがある。仕事を辞めたので、じっとしていても仕方がないのでやって来た。山口の88カ所は回ったことがある。(そういうのがあるんだ)体力に自信ないしな、でもいつかは歩きたいと言われる。
ぜひ、どうぞ。
お礼参り、第1日目 08年2月15日(金)晴時々曇
4:00 八十窪→(切幡寺下7:50、安楽寺9:50、38.6㎞)→12:45 1番霊山寺 13:40→(1.4㎞)→13:55 2番極楽寺 14:15→(2.6㎞)→14:50 3番金泉寺 15:05→(5㎞)→16:10 4番大日寺 16:25→(2㎞)→16:45 5番地蔵寺 17:00→ 旅人の宿道しるべ《合計49.6㎞》
降ってくるような満天の星空。星が地平線までいっぱいに輝いている。北斗七星がくっきりと見える。星空と一体になってうれしい気持ち。
気温は零度。
やがて夜明け。1番を目指して歩いていく。新米らしきお遍路さん4人と出会う。
お気を付けて。
やっと結願の喜びがわいてきた。“人生は遍路なり”の言葉を思い出す。3度目の人生を終える。
門前で御影入れ付きの納経帳を買う。今度はカラー御影をもらおう。
納経を終え、そして4周目へ。
西風が強くなってきた。が、足どりは軽く、弾むように歩いていく。
第2日目 08年2月16日(土)晴
旅人の宿道しるべ →7:10 5番地蔵寺 →(5.3㎞)→8:20 6番安楽寺 8:40→(1.2㎞)→ 9:00 7番十楽寺 9:15→(4.2㎞)→10:05 8番熊谷寺 10:25→(2.4㎞)→11:00 9番法輪寺 11:15→(3.8㎞)→12:10 10番切幡寺 12:35→(9.3㎞)→14:25 11番藤井寺 14:40→JR鴨島駅《合計26.2㎞》〈往路、ハローブリッジ号、復路、エディ号〉
アットホームな良い宿だった。
ご主人に地蔵寺まで送迎してもらう。
ご主人は日和佐(徳島南部)出身。薬王寺の庭が遊び場だった。
埼玉に家族がいるが、仕事を辞めて徳島に宿をオープン。広告はしていないが客がある。お遍路は3割ぐらい。いずれ娘に宿を譲って、日和佐に小さな宿を開きたいという。
安楽寺を出て、ジャージ姿で爆発ヘア(?)の青年を追い越す。
京都の大学生で、今度、3回(年)生。春休みに通し打ちで回りたい。
足を引きずっている。昨日、足を挫いたという。
整体に行きたい。いろんなお遍路の情報を知りたい。善根宿も止まってみたい。明るい青年だ。
こちらが知っているミニ知識を話す。
頑張って!
熊谷寺で、女性の先達がツアーのお遍路たちを喜ばせている。お遍路103回目。結婚63年、夫婦で喧嘩しなかったわけじゃない。でもこうして回らせていただいて、感謝の心をもって生きてこられた。今では夫は私の錦の納札(100回以上)を近所の人に差し上げて喜んでくださる。
皆が去った後、ツアー客の1人が、納札入から大先達の納札を取り出し、家族の幸せを拝んで持っていった。
表装店に掛け軸と別格20カ所の数珠玉を預けて、再び歩き始める。
西から、ヒューと音を立てて吹き抜けていく冷たい風。ときおり小雪が舞い、綿雲が後から後からわいてくる。
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