2009年6月13日 (土)

《5周目》第23、24、25日目 5月30日~6月1日

第23日目 09年5月30日(土)曇のち晴

5:35 JR菊間駅 →(13.9㎞)→8:25 54番 延命寺 8:50→(3.4㎞)→9:35 55番 南光坊 9:55→(3.0㎞)→10:40 56番 泰山寺 11:05→(3.1㎞)→11:40 57番 栄福寺 12:05→(2.4㎞)→12:40 58番 仙遊寺 13:10→(6.1㎞)→14:40 59番 国分寺 15:00→(5㎞)→16:10 ホテル橘(湯ノ浦温泉)《合計36.9㎞》

P1040494どんどん歩いていく。
やっぱりありがたい。ただ、ありがたくて歩く。

南光坊。中年の女性が本堂で拝んでいた。

脳梗塞で倒れ、近くの病院に3カ月間入院して、この寺まで、リハビリで歩いて来ていました。
P1040510 今も、毎日拝みに来ています。

東京から? ご苦労様です。お気を付けて。

穏やかな笑顔の女性。そちらこそ、お元気で。

仙遊寺への登り坂。大柄で、太めの男性が休んでいた。
P1040520目の前に、赤い自転車。


大粒の汗。汗の
熱気で曇った眼鏡。

土日のお遍路です。
いつも自転車を分解して電車に乗せてくるんだけど、
前輪を外すのが大変なので、今日は今治のレンタル自転車を借りてきました。
2、3日ずつの区切り打ちですか?
働いていたら、そうなりますよね。
本当は折り畳み自転車なんかが楽しいと思うんですけど。
荷重80㌔まで? 僕の体重はそれを超えているんで。アハハハ……
ぜひ、トライしてみてください。

陽気な男性だ。

私も今度は自転車で回るつもりです。

お気を付けて。

第24日目 09年5月31日(日)晴れのち一時夕立

3:45 ホテル橘→(13.3㎞)→6:45 別格10番 興隆寺 7:15→(3.8㎞)→8:05 別格11番 生木地蔵 8:20→(11.1㎞)→11:50 60番 横峰寺 12:15→(9.6㎞)→14:45 61番 香園寺 15:00→(1.3㎞)→ 15:15 62番 宝寿寺 15:30→(1.4㎞)→15:45 63番 吉祥寺 16:00→(3.2㎞)→ 16:40 64番 前神寺 17:00 → 17:10 湯之谷温泉《合計43.7㎞》

P1040534 夜明け。
雀がチュンチュン鳴いている。
人気のない街の中を歩いていく。

横峰寺へ、山の途中。
喫茶店「てんとうむし」。

P104054815 カウンター越しに店のご夫婦2人。2組の客。窓から注ぐ朝の日の光。
ピカピカのアメ車?が飾ってある。洋物の音楽?が流れている。
明るく、しゃれた店。

熱いコーヒーを一気に氷で冷やしたアイスコーヒー。
P1040559 一気に飲む。美味である。

いつも朝、ここを通ると店は閉まっていました。

そうですか、私たちが店に来るのが朝8時くらいですから。
気を付けて登ってくださいね。
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お接待でバナナを頂く。ありがとうございます。

元気をもらって店を出た。

山の若葉の色もまだ鮮やかである。

トンボが前を飛び、地面に止まってはまた前を飛んでいった。

第25日目 09年6月1日(月)晴れ

4:05 湯之谷温泉→(27.4㎞)→10:45 別格12番 延命寺 11:15→(11.6㎞)→14:10 JR伊予三島駅《合計39㎞》〈往路、JAL、復路、JR〉
大頭バス停

P1040576 朝日が家々の向こうから、ぬっと顔を出した。

雀の群れが畑でえさをついばんでいる。

日は高くなり、日の光がアスファルトに跳ね返る。

初夏の眩しい日差し。
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向こうから歩いてきたおじいちゃんに大福餅をたくさん頂いた。
ありがとうございます。

本日のメイン・ディッシュです。

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2009年4月19日 (日)

《5周目》第20、21、22日目 4月14~16日

第20日目 09年4月14日(火)雨一時曇

5:35 JR伊予大洲駅 →(3.6㎞)→ 6:20 別格8番 十夜ヶ橋 7:00 →(43.6㎞ 8:50 内子駅→10:50 大瀬→13:30 薬師堂→15:15 下坂場峠→16:10 鴇田峠)→16:50 44番 大宝寺 17:15 → 笛ケ滝《合計47.2㎞》

Imgp0044  朝から雨。近ごろは来ると必ず雨に遭う。
 一時期は晴れてばかりだった。バランスが取れているよう。

 大洲で大阪のおじさん。初めてのお遍路。3度目の区切り打ちで結顔を目指す。

 山からウグイスの鳴き声。
Imgp0074up  田んぼの周りではカエルがゲコゲコ鳴いている。

 モミジの芽生え。

 雨が降っては止み、またぞろ降ってくる。

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第21日目 09年4月15日(水)晴れ

3:40 笛ケ滝 →(9.5㎞ 5:30八丁坂)→6:40 45番 岩屋寺 7:00 →(25.1㎞ 10:00 大宝寺口)→14:20 46番 浄瑠璃寺 14:45→(0.9㎞)→15:00 47番 八坂寺 15:20→(1.0㎞)→15:30 別格9番 文珠院 15:45→(3.5㎞)→16:35 48番 西林寺 16:50→(3.2㎞)→17:40 伊予鉄久米駅《合計43.2㎞》

P1030870up  夜が白み、山の鳥が鳴き始める。

 前日の雨でしっとりと濡れた落ち葉を踏んでいく。

 朝の木漏れ日。

 新緑がまぶしい。

P1030905up  チョットコイー、とコジュケイの鳴き声。

 うららかな春の日和。

 浄瑠璃寺。仏の足跡をしっかりと踏んでおく。

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第22日目 09年4月16日(木)晴後曇り一時にわか雨

伊予鉄久米駅→6:40 49番 浄土寺 7:00→(1.7㎞)→7:20 50番 繁多寺 7:40→(2.8㎞)→8:20 51番 石手寺 8:40→(10.5㎞)→11:10 52番 太山寺 11:45→(2.3㎞)→ 12:15 53番 円明寺 12:40→(20.5㎞)→17:30 JR菊間駅《合計37.8㎞》〈往路、新幹線、UWAJIMA EXPRESS、復路、オレンジライナー〉

P1030990up  繁多寺。納経所のブザーを押してもなかなか出てこられない。
 と、少しして、「そんなに急ぎなさんな」とご住職が登場。
 えびす顔で穏やかに話される。

 お年でそんなにすぐには出られないごようす。
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 岩屋寺の吸い取り紙にはいいことが書いてありますよ、言われる。

 そうなんですか?

 まあそんなヒマはないかもしらんけれど、時間があったら読んでみて。

 はい。

 その気になれば、楽しみはどんなところにも見付けられます。
 ものの受けとり方・考え方によって、苦しみが楽しみになることもあります。
 弘法大師は「同じ水を飲んでも、蛇であれば毒になり、牛であれば乳になる」と言われています。
 つらく受けとったものを誰もが喜ぶものに替えて返せたら最高ですね──

 確かに素晴らしいお言葉。読ませていただきました。ありがとうございます。

 円明寺を参拝し、海辺の国道をもくもくと歩いていく。

P1040005up_2  空は曇っている。
 車がビュンビュン横を通り過ぎていく。
 道端に春の花が咲いている。

 すべてが仏。

 いま、生きている。生かされている感じ。

 今即久遠。
P1040013up
 われと宇宙は一体、すべてとつながっているように思える時間。

 自分は宇宙の1つ。

 足の裏が痛い。
 
 山では、チョットコイ、チョットコイ、とコジュケイが鳴いている。

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《5周目》第18、19日目 3月13~14日

第18日目 09年3月13日(金)雨時々曇

3:00 (平城札所前バス停→)民宿磯屋 →(39㎞)→12:45 別格6番 龍光院 →(9.9㎞)→14:50 41番 龍光寺 15:15→(2.6㎞)→15:55 42番 佛木寺 16:20 →(0.6㎞)→ 16:30 とうべや《合計52.1㎞》

第19日目 09年3月14日(土)雨のち曇のち晴

3:40 とうべや →(10㎞)→ 6:20 43番 明石寺 7:00 →(29.5㎞)→15:10 別格7番金山出石寺 15:50→(11.9㎞)→ 18:50 JR伊予大洲駅《合計約51.4㎞》〈往路、ANA、復路、オレンジライナー〉

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2009年2月25日 (水)

《5周目》第15、16、17日目 2月12~14日

第15日目 09年2月12日(木)晴れ

5:20 市野瀬(真念庵)バス停 →(27.9㎞)→11:40 38番 金剛福寺 12:10 →(13㎞)→15:40 民宿はやかわ《合計40.9㎞》

P1030527  朝、以布利の港で、昨年に続き、また旅路の女将さんに会う。魚の買い出しの帰り。小さな手押し車を引かれている。
 お元気そうである。こちらのことは忘れている。

 手押し車のかごの中には、けさ捕れたばかりのアジとイワシとイカがいくつか積まれていた。今、ブリが美味しい。よその港には入っているが、この港には入っていないそう。
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 今夜は予約が入っていない。
魚は娘に送ってあげようかな…
 まあ、気を付けて。

 女将さんもお元気で。

 海辺。ヒノキ林に木漏れ日がきらきらと差し込んでく P1030560_4 る。

 今日も歩けることに、感謝、感謝。

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第16日目 09年2月13日(金)晴のち雨

3:50 民宿はやかわ →(月山神社〈10:30〉45㎞)→15:40 大島屋旅館《合計45㎞》

P1030602  朝から強い風。気温20℃。

 春一番だそう。海辺は、時折、突風が吹き抜けていく。

 海辺の宿は、いくつも部屋があり大きいが、今夜の客は1人。
 おばあちゃんが1人でやっている。
P1030622  昭和40年代まで、映画館だったところ。ご主人が亡くなり、子供夫婦が帰ってきたので、以前の旅館を、裏手の映画館を改装して移したのだという。

 宣伝はしていない。お遍路マップに載っているので、客は、お遍路と、釣り人が、ときどき。趣味でやってます。

P1030646  かくしゃくとされている。お年は、79歳。
 近くの公園で、よくグラウンド・ゴルフをされているそう。

 いつまでも、お元気で。

第17日目 09年2月14日(土)曇のち晴

3:45 大島屋旅館 →(14.5㎞)→7:05 39番 延光寺 7:40→(11:05 松尾峠、25.8㎞)→14:20 40番 観自在寺 14:40→平城札所前バス停《合計約40.3㎞》〈往路、JAL、復路、ブルーメッツ号〉

P1030664  夜半の強風と激しい雨の音であまり眠れないが、やがてそれらの音もピタリと止んだ。

 宿を出ると、雨は上がり、風も静まっていた。

 ありがたい。

P1030677  夜明けとともに、雲が切れ、青空が見えてくる。

 気温はぐんぐん上がり、20℃を超えた。これが数日後には真冬に逆戻りするという。

 暖かい陽気がすぐ終わることを知っているかのように、ミツバチが忙しそうに菜の花の蜜を吸っている。
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 松尾峠まで、ゆっくり、しかし休まず登る。麓の農家から30分。ずいぶん時間の掛かる登りである。

 のどかな日差しの峠。眼下にきらきらと日に輝く海。ヤマガラがずっとそばで鳴いて、気持ちを和ませてくれた。

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《5周目》第12、13、14日目 1月28~30日

第12日目 09年1月28日(水)晴れ

5:40 変電所通バス停 →(4㎞)→6:30 35番 清滝寺 7:10→(13.9㎞)→10:50 36番 青龍寺 11:15→(23.3㎞)→16:40 別格5番 大善寺 17:10→ 柳屋旅館《合計41.2㎞》

第13日目 09年1月29日(木)曇のち雨

5:20 柳屋旅館 →(33.2㎞)→14:45 37番 岩本寺 15:00→(10㎞)→17:35 佐賀温泉《合計43.2㎞》

第14日目 09年1月30日(金)雨

5:05 佐賀温泉→(四万十大橋〈14:15〉42.8㎞)→16:30 市野瀬(真念庵)バス停《合計42.8㎞》〈往路、JAL、復路、ブルーメッツ号〉

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2008年12月23日 (火)

《5周目》第11日目 11月30日

第11日目 08年11月30日(日)晴れ

5:30 JR後免駅→(3㎞)→6:35 29番 国分寺 7:05→(6.9㎞)→8:35 30番 善楽寺 8:55→(6.6㎞)→10:20 31番 竹林寺 10:50→(5.7㎞)→12:15 32番 禅師峰寺 12:40→(7.5㎞)→14:35 33番 雪渓寺 14:50→(6.3㎞)→16:10 34番 種間寺 16:25→(6㎞)→17:40 変電所通バス停《合計42㎞》

P1010946夜明けの遅い季節。外は真っ暗である。

凛とした朝の空気。寒さで、耳はかじかみ、鼻も垂れる。
2カ月前は暑かったはず。気温3度。

畑もすっかり枯れている。

日が高くなり、日差しも暖かくなる。小春日和である。
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人混みの竹林寺。
モミジの赤色が見事。

渡し船に乗ると、原付バイクのおじいちゃんが、「お遍路はえらいなー」。

歩き遍路のいない日。
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淡々と歩いていく。

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08年12月1日(月)晴れ

75番 善通寺 遍照閣

四国88カ所霊場会公認先達研修会。先達補任の日。

今年455人も先達になられるという。会場はほぼ年輩の方々で埋め尽くされていた。
少なくとも4周以上お遍路を回られた方々である。皆さんとても立派である。

私も少し立派である。

講話していた地蔵寺の和尚さんが、やはり先達になるため参加していた作家の家田荘子さんを紹介された。振り返ると家田さんが立ち上がって会釈をされた。金髪小顔美人の方。周囲とはひときわ異彩を放っている。

家田さんは“極妻”作家で知られているが、霊場霊山で修行を積まれ、真言宗の僧侶にもなられている。2年前、私が、お遍路マップ、バッグ、トレッキングシューズを取り揃えてスタンバイOKだった時、家田さんの「2泊3日四国歩きつなぎ遍路」の新聞記事を読み、数日後、霊山寺に降り立った。後押ししていただいた恩人。同じ日に先達となり感激である。

昼休み、家田さんはサイン責めにあっている。有名人は大変である。私も頂いたばかりの『先達教典』にサインを頂き、そして後押ししていただいたことに礼を述べる。

本当にありがとうございます。

ついでに、お遍路を始めてから知ったことだが、友人夫妻の妻の方が家田さんの書籍を編集して家田さんと懇意にしていることを話す。知り合いの知り合いは知り合いである。

笑顔が素敵な方である。後日、家田さんのホームページを閲覧してみる。

就業者でもできる2泊3日歩きつなぎ遍路
体にいいこと「1日平均40キロ、3日間歩くのを年7回ぐらいしていると、歩くことによって健康を取り戻せるようです。でも厳しいです。足の爪ははがれるし、足ははれるし、テーピング治療は欠かせません。また、歩いている時は、食べないので、ゲソッと痩せてしまいます。それが内臓には、いいみたいです」

ふむふむ。同感である。

お遍路をやっていてよかったと思う1日。

いつになったら飽きるのかなぁ?

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2008年10月19日 (日)

《5周目》第8、9、10日目 9月11~13日

第8日目 08年9月11日(木)晴れ

8:00 JR浅川駅→(18.5㎞)→12:20 番外 東洋大師 12:50→(18.㎞)→17:05 ロッジおざき《合計36.5㎞》

P1010151_3 東洋大師。しんと静まった境内。
茶色の毛の大きな犬が本堂の脇からじっとこちらを見ている。

お接待の麦茶を頂いていると、ジャージ姿の住職が出てきていろいろと話をしてくださる。

埼玉から? 昔、友人と連れだって秩父34カ所を回ったことP1010192 があるよ。
このあたりは、最近、地球温暖化で潮目が変わったのか、あまり魚が捕れなくなったね。
通夜堂で宿泊の接待もしている。台風の時、室戸へ通行止めになって何日も泊まる人がいるよ。

「般若心経」があれば、何にでも通じるよ。

なるほど、よく勉強させていただこう。

ロッジおざきまでまだ遠いから、麦茶を入れて持っていって。

ありがとうございます。

野根の町を出て、ずっと海辺の道。

きらきらと輝く海。
波が激しく岩にくだけ散る。
浜辺の石が波に洗われて、ごろごろ鳴っている。

波の音に心を合わせる気持ちで歩いていく。

時折、自転車遍路に追い越される。

佐喜浜近くで、大きなザックを背負った若者。
埼玉の熊谷から歩いてきたという。
秩父を越え、山梨→三重(伊勢神宮)→和歌山と歩き、フェリーで四国に来た。九州に渡り、最後は沖縄まで行きたい。

会社を辞めた。特に旅の理由はないが、自転車だと早過ぎると思って歩いてきた。沖縄についたら今後のことを考えたい。

夕方、佐喜浜の漁港で、若い女性を追い越す。
泊まるつもりはなかったがでも宿がとれないので、室戸まで歩くという。
あと15㌔もある。

若者は、おざきのバス停で野宿。

第9日目 08年9月12日(金)晴れのち曇

4:05 ロッジおざき→(15.4㎞)→8:10 24番 最御崎寺 8:40→(6.5㎞)→ 10:10 25番 津照寺 10:35→(3.8㎞)→11:30 26番 金剛頂寺 12:00→(17㎞)→16:55ホテルなはり《合計42.7㎞》

P1010245 満天の星空。天の川。はくちょう座もくっきりと見える。
星に見つめられている気持ち。

海から、日の出。

金剛頂寺から山を下りてしばらく行くと、きのうの女性が休んでいた。
P1010293 昨夜はのらりくらりと歩いて、夜11時ごろ室戸に到着。最御崎寺の登り口の忠魂碑の前で夜を明かした。合羽を着てうつらうつら寝たが、顔や手はずいぶん蚊に刺されてしまった。

忠魂碑の前で野宿とは豪胆な女性である。
顔も手も赤く腫れている。

P1010305 長野から来た。
お遍路に行くので会社を辞めると言ったら、会社から休職でいいと言われ通し打ちで歩いているという。

理解のある会社である。(?)

第10日目 08年9月13日(土)曇

4:05 ホテルなはり→(10.5㎞、安佐線ガード下、5:45)→6:45 27番 神峰寺 7:15→(37.5㎞、夜須駅、14:45)→16:40 28番 大日寺 17:10→(7㎞)→19:10後免駅《合計55㎞》〈往路、新幹線、復路、ブルーメッツ号〉

P1010329 朝、神峰寺から下りてくると、長野の女性が登ってきた。
ずいぶん早い出発だ。
6時に宿を出て、途中のお店で荷物を預かってくれて登ってきたという。
前日の疲れも感じさせない表情。全くもって元気な女性。

P1010357 この先の道中も、お気を付けて。

その後、延々と続く海辺の道。
ぎらぎら輝く太陽。久しぶりの真夏日。

夕方、ようやく大日寺へ。
寺の周りでは、ツクツクボウシが賑やかな合唱。残り少ない夏を惜しんでいるようである。

5時ぎりぎりになって車遍路の人々が続々とやってくる。
 
夕闇の田舎道を歩いていると、畑の中から、どちらにお泊まりですかと人の声。

後免駅まで行って、高知に戻ります。

では、あと30分ぐらいですね。気を付けて。

声を掛けられ、心が少しなごんだ。

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《5周目》第5、6、7日目 8月28~30日

第5日目 08年8月28日(木)雨のち曇時々晴

6:45 日開野東バス停→(2.8㎞)→7:30 18番 恩山寺 7:50→(4㎞)→ 8:50 19番 立江寺 9:10→(20㎞)→15:45 別格3番 慈眼寺 16:25→(3.3㎞)→17:30 ふれあいの里さかもと《合計30.1㎞》

P1000071 雨。ぐったりする暑さを予想していたが、随分涼しい日。

四国には恵みの雨。

小さな工場の入口に立っていたおじいちゃんに呼び止められ、しばし休ませていただく。

P1000077 片隅に旋盤。靴の部品の製造業。近ごろはあまり仕事がないという。

慈眼寺? それなら穴禅定をやらな行った意味がないなと言われる。
私も何度か別格霊場を回ったよ。男玉と女玉の数珠を2つずつ作ったけど、女玉の方はきょうだいが持っていってしまったな。

お遍路をよくお接待されている。

北海道で教師を定年退職した人は、今、自給自足で暮らしていて、冬になると作物がとれないから、毎年のようにお遍路に来てる。もう12、3回は訪ねてきたな。

そこに飾ってある写真のおばちゃんは、まめができたいうんで手当てして金子屋まで送ったら、結願後、わざわざ礼を言いに訪ねてきて、後から、私を忘れないようにと自分の写真を送ってきたんや。

お遍路に優しいおじいちゃん。

お接待ありがとうございます。

鶴林寺の登り口近くの遍路小屋で、男性のお遍路さんと話す。
千葉の方。40歳。頭はつるつる。
5月からお遍路を始めて、途中、逆打ちはいいと出会ったお遍路に何度も聞かされて、結願後そのまま逆打ちでここまで戻ってきた。
ほとんど野宿。途中で、タイ製の蚊帳をもらい野宿もそんなに不快ではないという。

ニコニコと笑顔で話される。

お遍路をやっているうちに、人の話を聞くようになったかな。
怒らなくなりましたね。

区切って何度も来ていますと、こちらも話す。

この後は仕事の定年後に来ようと思ってたけど、そうやって来れるんだ…

はい、大丈夫です。

これから1番まで回り、その後、再び前山のおへんろ交流センターに行ってお遍路大使任命書をもらい、さらに20番ぐらいまで回るか考え中という。

お気を付けて。

千葉に戻ったら、お仕事がんばってください。

P1000094_2 廃校した小学校を改装したふれあいの里さかもとは、こざっぱりとした、なかなかよい宿である。

初老の自転車お遍路さんと同宿。滋賀から自転車に乗ってやってきた。番外霊場もすべて回っているという。

自転車で山の上りはきついね。下りはいいけど、この前は下りが続いてブレーキが焦げましたよ。
ゆっくりペースで無理してないけど、その方が家族も喜んでくれます。帰りはいつになるかわかりません。
離れていても、どちらも気遣っているんですわ。

いいなあ、のんびりできて。

この先も、お気を付けて。

第6日目 08年8月29日(金)曇のち晴

4:30 ふれあいの里さかもと→(6.7㎞)→6:55 20番 鶴林寺 7:30→(休憩所8:25、6.7㎞)→10:15 21番 太龍寺 11:05→(遍路小屋12:50、10.9㎞)→14:30 22番 平等寺 14:50→ 山茶花《24.3㎞》 

P1000112_3 太龍寺は珍しくツクツクボウシの大合唱。

山の中はしのぎやすい。20℃台前半。

しかし山と峠を上り下りしているうちに、へたばってくる。

山茶花もなかなかよい宿である。

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第7日目 08年8月30日(土)雨のち曇

4:00 山茶花→(19.7㎞)→9:00 23番 薬王寺 9:30→(19.7㎞)→14:40 別格4番 鯖大師 15:05→(3.8㎞)→16:05 JR浅川駅《合計43.2㎞》〈往復、エディ号〉

P1000166 夜半からしとしとと雨。気持ちのよいお湿り。

朝、薬王寺近くの善根宿から男性が1人。
宿にライダー2人、大学生2人ら合計6人で泊まったという。
ずいぶん盛況である。

男性は通し打ち。
今、足にまめができて大変。9月下旬に帰りたいが、それまで歩き終えるかどうか?

P1000181_2牟岐の近くで、ラーメン屋のような屋台を引いた犬連れの若者とすれ違う。
険しい表情。
屋台には「日本一周中」の文字。
家財道具を持って旅しているか?

浅川駅で身支度をしていると、朝出会った男性がやってきた。

やっと追い付いた。いつ追い付くかと思ってました。
今日は海部のホテルに泊まります。

とても気のよさそうな表情と話しぶり。

海部まであと数キロだ。背中には重たそうなザック。
足のまめは大丈夫だろうか?

これからの道中、お気を付けて。

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2008年8月18日 (月)

《5周目》第2、3、4日目 8月12~14日

第2日目 08年8月12日(火)晴

8:00 鍛冶屋原バス停→(1㎞)→8:20 6番安楽寺 8:35→(1.2㎞)→ 8:50 7番十楽寺 9:10→(4.2㎞)→9:50 8番熊谷寺 10:30→(2.4㎞)→11:00 9番法輪寺 11:15→(3.8㎞)→12:05 10番切幡寺 12:55→(9.3㎞)→15:25 11番藤井寺 15:50 →さくら旅館《合計21.9㎞》

P1040525 朝から快晴。
クマゼミがシュワシュワと暑苦しそうに鳴いている。

田んぼは青から黄色に。

太陽の熱気に焦がされて、切幡寺で少しダウン。
P1040526
40℃。
フラフラになって、よろやく藤井寺へ。

いったんタクシーで町に戻り、ローソン前で降ろしてもらう。
おじいちゃん運転手から、「店の冷房で体を冷まして、ゆっくり宿に行けばいいんや!」と励まされる。小さな思いやりP1040538 が何だかうれしい。

第3日目 08年8月13日(水)晴

4:05→さくら旅館→(2.5㎞)→5:00 11番藤井寺→(3.2㎞)→ 6:05 長戸庵 →(3.4㎞)→7:15 柳水庵→(2.2㎞)→8:15 浄蓮庵 →(4.1㎞)→10:20 12番焼山寺 11:05→(5㎞)→13:00 玉ヶ峠→(5.2㎞)→14:35 植村旅館《合計25.6㎞》

P1040565 夜明け前から、焼山寺の道へ。

山からヒグラシの蝉しぐれ。

すじ雲が朝焼けに輝き、やがて日の出。

柳水庵で、しばし休憩。
日はまだ山の陰に隠れ、朝のひんやりとした空気が肌をP1040588 なでていく。

ツツピーとヤマガラの鳴き声。

虫の音。

少しずつ休んで歩いていく。

P1040600

P1040618

第4日目 08年8月14日(木)晴時々曇一時雨

4:05 植村旅館→(8.9㎞)→6:55 別格2番童学寺 7:20→(6.2㎞)→9:10 13番大日寺 9:35→(2.3㎞)→10:10 14番常楽寺 10:35→(0.8㎞)→10:50 15番国分寺 11:05→(1.8㎞)→11:30 16番観音寺 11:50→(2.8㎞)→12:35 17番井戸寺 13:00→(地蔵越、14㎞)→17:10 日開野東バス停《合計36.8㎞》〈往復エディ号〉

P1040637 朝、にわか雨。が、すぐに上がり、日が出てきた。

汗が出て、水分をとり、道を行く。汗が噴き出る。その繰り返し。
40℃。水分3㍑。

女性遍路が全身白ずくめで歩いていく。
日には焼けないが、暑そうだ。
P1040639_2

西の山から次々と雲がわいてくる。が、太陽に照らされ消えていく。

迷いが消えゆく姿──

本当にある世界に悪いものは1つもなく、

P1040647 アルもの、来るものすべて善しである。

午後、もくもくと入道雲がわき、雷がゴロゴロ。
はや夕立かと思いきや、雲は流れて消えていく

空には虹。
何かいいことありそう。

徳島の街に戻ると、阿波踊り一色。

遠く近くから鳴り物の音。
通りは踊り子と見物客でごった返している。

みんな楽しそう。
祭りもいいものである。

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2008年8月 2日 (土)

《4周目》お礼参り《5周目》第1日目 7月30~31日

お礼参り 08年7月30日(水)晴

9:20 大窪寺 →(切幡寺下13:20)→ 15:30 安楽寺(泊)《合計27㎞》

P1040456 大窪寺から1番霊山寺を目指す。

途中で、中年男性のお遍路に追い抜かされる。
歩いたり走ったりして29日間の通しで回ってきた。今日中に1番まで歩くといって足早に先を行かれる。

ほかに行き交うお遍路はいない。

気温はぐんぐん上がり、40℃。
イネはすくすく生長中。
歩き遍路はバテバテである。

安楽寺泊り。広い宿坊に1人。名物の温泉も無し。お勤めP1040463_2 も無し。少し寂しいが、まっ、いいか。

部屋で1人、聖経読誦のお勤め。


P1040476

お礼参り 1日目 08年7月31日(木)晴時々曇

4:00 安楽寺→(13㎞)→6:30 1番霊山寺 7:20→(1.4㎞)→7:40 2番極楽寺 8:00→(2.6㎞)→8:30 3番金泉寺 8:50→(5㎞)→10:05 4番大日寺 10:20→(2㎞)→10:55 5番地蔵寺 11:30→(6.5㎞)→13:25 別格1番大山寺 14:05→(6㎞)→15:25 鍛冶屋原バス停《合計36.5㎞》〈往復、新幹線〉

霊山寺で、何度もお遍路に回ってこられたことに感謝。

これからが本当のお礼参りである。

朝、遍路は初めてという中年男性と出会う。
メタボな体型の方。すでに汗がダラダラ。
頭に何もつけず暑そうである。「杖だけは買ったんだけどね」
笠の購入を勧める。
3番札所で再び会った時、バンダナを頭の上に巻かれていた。

東京の人。9月上旬まで通しで回りたい。
周囲から、四国に死にに行くのかと言われたという。

本当に今にも暑さで倒れてしまいそうだ。

P1040496_2 できたら、朝早くにたくさん歩いた方がいいです。スポーツドリンクもいっぱい飲んだ方がいいですよ。

三度、4番札所の近くで会う。木陰で、ランニングシャツ1枚で涼んでおられた。

ゆっくりと、お気を付けて。

P1040500 大山寺への山道はクモの巣だらけ、一部は草ぼうぼうである。近ごろだれも通ってないもよう。申し訳なくも笠の縁とステッキで次々とクモの巣を払って登っていく。

クモとクモの巣に、懺悔と合掌。

大山寺の境内は相変わらずひと気がなく、静か。
周囲の山から、ヒグラシの蝉しぐれ。

車で来たらしい1人の男性が近づいてきて、寺の本堂と、その軒下でまだ登ってきたばかりでぜいぜいあえいでいるこちらを見物している。

寺からお接待していただいた缶茶を飲み干し、下山した。

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2008年7月29日 (火)

《4周目》第24、25、26日目(結願) 7月24~26日

第24日目 08年7月24日(木)晴れ

5:45 75番 善通寺 6:10 → 6:25 74番 甲山寺 7:00→(1.6㎞)→7:20 75番 善通寺 →(3.8㎞)→8:10 76番 金倉寺 8:30→(3.9㎞)→9:25 77番 道隆寺 10:00 →(7.2㎞)→11:35 78番 郷照寺 12:05→(5.9㎞)→13:25 79番 高照院 13:55→(6.6㎞)→15:40 80番 国分寺 16:10→(6.5㎞)→18:00 かんぽの宿坂出《合計35.5㎞》

P1040391 朝、街中の木々からシュワシュワと一斉にクマゼミの鳴き声。

道隆寺で、中年男性と。5回目の区切り打ちで、今回10日間。7年前、1番から始めて別格霊場も回っているところ。

とびとびに来て、お遍路を忘れてないですか?
忘れます──
待ち遠しい時間の長さ。
P1040395
2年半で4周目と言うと、「そんな時間で来られるんだ。すごい、すごい!」と感嘆された。

7年越しもすごい。
そういう時間のかけ方もあるんだ。

明日帰って、また今度来るという。
P1040406
今日も暑くなりそう。お気を付けて。

日はじりじりと地面を照り付けて、38℃。

白峯寺へ汗だくで登っていく。

山は、アブラゼミとヒグラシの合唱。

美しい夕景。1日の終わり。

第25日目 08年7月25日(金)晴れ

6:15 かんぽの宿坂出 →(1㎞)→6:30 81番 白峯寺 6:45→(5㎞)→8:05 82番 根香寺 8:25→(11.5㎞)→11:10 83番 一宮寺 11:45→(13.6㎞)→16:20 84番 屋島寺 16:45→(5.4㎞)→ 18:30 岡田屋旅館《合計36.5㎞》

P1040418 ひたすら暑い1日。38℃。

学生風の若い遍路が目に留まる。皆さん、夏休みですか?

身も心も、暑さでボケ気味。
携帯電話をコンビニに置き忘れ、店員のお姉さんが車で追いかけて届けてくれた。
ありがたし。
P1040426
あえぎあえぎ屋島寺へ。恰幅のいい青年が先を登っていく。

夕暮れ。ヒグラシの蝉しぐれの中、ようやく岡田屋に到着。

お疲れさまでした。ブログ見てます。生長の家なんですね、とご主人。
亡くなった父親が、香川県連合会長を務めていたんです。徳久先生や楠本先生もここに泊まられたことがあるんです。

そうでしたか。生長の家のご縁があったんですね。うれしいです。

ありがとうございます。

これからもよろしくお願いします。

素晴らしいご縁に少し感動した。

第26日目(結願) 08年7月26日(土)晴後曇一時にわか雨

5:30 岡田屋旅館 →85番 八栗寺 6:00→(6.5㎞)→7:20 86番 志度寺 7:50→(7㎞)→9:25 87番 長尾寺 9:50→(12.3㎞、14:00女体山山頂)→14:50 88番 大窪寺 15:10《合計25.8㎞》〈往復、新幹線〉

P1040445 夜明け。ヒグラシの合唱でお目覚め。

宇治別格本山から盂蘭盆供養大祭の案内が来ています、と出掛けにご主人。
ぜひ大祭もいろんな行事にもいらしてください。

お世話になりました。

岡田屋さんの取りなしで、八栗寺で早朝の納経。
P1040452
志度寺。岡田屋さんに接待していただいたおにぎりを頬張り、力をつける。

おへんろ交流サロンで、「遍路大使任命書」を勧められる。前にも任命されたと言うと、何度目でもいいですとのことで新たに「任命書」と「徽章」を頂く。第120号。

ぐずぐずしていると、サロンの方が、近くの農家が摘んできたばかりのトマトと、冷たいスイカをお接待してくださった。ありがとうございます。

いざ、女体山へ。
前回2回は雪山。今日は夏山。

途中、きまじめそうな中年男性に追い抜かされる。

最後の急斜面を這い上がり、ようやく山頂に到着。

ばてばてだが、下界と比べ涼しく、そよ風が肌にここちよい。

ギラギラ太陽も、さわやかそよ風も、険しい山並みも、みんな自然の恵みと、しみじみ思うひととき。感謝合掌。

先に登頂していた中年男性は、高松市の人。休日にはこうして女体山や屋島や八栗の山に登っている。
8年間、埼玉県に住んだことがあるという。
見たまんま、まじめな方。

前山に車を止めているので、空港までお送りしますよ。

いえ、新幹線なので…。お気持ちいただきます。ありがとうございます。

本当にありがたし。

Tシャツ、短パン、短髪のアスリート風青年が山頂へ。
とても元気がよさそう。埼玉県新座市の人。

女体山の山頂で人と会うのは、今回初めて。

やがて中年男性が下山開始。アスリート風青年も、携帯電話のカメラで風景を撮ったら、すぐに下山し始めた。

こちらも一足遅れて、大窪寺までの山道をひたすら駆け下りる。

大窪寺に到着。
心を込めて納経する。4度目の結願である。

寺のベンチには、アスリート風青年と、初めて会う髪の長い青年が座っていた。
髪の長い青年は自転車遍路。2人は歩きと自転車だが1日のペースがほぼ同じでよく出会っていたという。

アスリート風青年は、39番延光寺から11日間、1日50~60㎞のペースで歩いてきた。10年前、結婚前に、14日間歩いていたので、合計25日で結願したという。
ずいぶん早いペースである。

リハビリの仕事をしていて、今度、整骨院を開業するので、それまでの間、奥さんには、あしたからちょっとお遍路に出掛けますというノリでやってきた。
開業したら、なかなか来れないかなと言う。

10年越しの思いに感動させられる。

2人ともこれから1番霊山寺にお礼参りに行く。

髪の長い青年は、アスリート風青年に「とても勇気付けられました」と感謝のコトバを述べて旅立った。
彼に『ママチャリお遍路1200km―サラリーマン転覆隊』(小学館)面白かったよ、と勧めておく。

アスリート風青年も、行ける所まで歩くという。

やがて、昨日、屋島寺で追い越された(宿の関係で再び追い越していた)青年が到着。

朝から、こちらの少し後を歩いていた青年も無事到着した。

みんな元気でそうである。

遠くで雷が鳴っている。雨がパラパラ落ちてきた。

大窪寺からバスに乗る。
同乗してきた中年男性とは、男性が駐車していた前山のバス停でお別れ。

ありがとうございました。

皆さん、お気を付けて。

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2008年7月16日 (水)

《4周目》第22、23日目 7月10~11日

第22日目 08年7月10日(木)晴れ

6:05 JR関川駅→(20.4㎞)→10:50 65番 三角寺 11:30→(18.1㎞、13:00.椿堂、13:50.民宿岡田前)→16:55 66番 雲辺寺 17:40→(4.6㎞)→ 19:15 民宿青空《合計43.1㎞》

P1040294 朝からまぶしい日差し。

道脇の水たまりに、たくさんのオタマジャクシ。
梅雨の時、親ガエルが池と思って卵を産んだのだろう。皆4本の小さな足が生えて、もうすぐ大人。やがて水も干上る。頑張れ!

三角寺に着き、はやくも暑さでグロッキーである。
P1040311_2 バッグの温度計は35℃。

緩やかな登りの国道。空気は熱くよどみ、時間は止まったかのよう。

山道をあえぎあえぎ登り、ようやく雲辺寺へ。

遠くからアブラゼミとヒグラシの鳴き声。セミの季節はまだこれから。

P1040337 遅く宿に到着し、申し訳なく思う。

凜とした立ち居振る舞いの夫婦。
こざっぱりとした、感じのよい民宿である。

第23日目 08年7月11日(金)晴れ

5:30 民宿青空→(4.8㎞)→6:30 67番 大興寺 7:00→(8.7㎞)→9:00 68番 神恵院 69番 観音寺 10:05→(4.5㎞)→11:10 70番 本山寺 11:40→(11.3㎞)→14:40 71番 弥谷寺 15:30→(3.5㎞)→16:20 72番 曼陀羅寺 16:40→(0.6㎞)→16:50 73番 出釈迦寺 17:20→(2.2㎞)→ 17:50 74番 甲山寺 →JR善通寺駅《合計35.6㎞》〈往復、新幹線〉

P1040346 朝の寺に近所のお年寄りたちが集まっている。
おはようございます!
今日は暑くなるぞと、好奇と憐れみの眼差し。

小学生が田舎の道を続々と登校してくる。
おはようございます!
頑張ってくださいと励ましてくれる子も。ありがとう!!

P1040350 前日の疲れが残り、暑さの中、眠くて足元がふらつく。
一歩前を見てゆっくり歩いていく。

途中、凍結ドリンクのボトルを火照った顔や首筋に当て熱を冷ます。

夕刻、出釈迦寺の門前で、同世代の男性と会う。

P1040363 兵庫の人。逆打ち。善通寺で帰る予定だったが少し足を伸ばしてみた。

埼玉から来た。2~3日の区切り。夜行バスが多いが今日はこれから新幹線で帰ると言うと、ホームページをやってますか?と聞かれる。

ブログ書いてます。
 
すると、あっ、見てます。握手してくださいと言う。

他の人のブログでは? 話してみると、関心を持ってブログを見てくれていたらしい。

少し感動し、握手した。

香川は打ち終えたいと言う。あと1~2日か。

また、どこかでお会いしましょう。

ええ、ぜひに…

近い内にやって来て続きを打たれるのだろう。
暑い日が続きます。お気を付けて!

お日さまはもう山の端に隠れたそう。今日1日も終わり。

ばてばての2日間。少しは夏の体ができたかな?

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2008年7月 4日 (金)

《4周目》第19、20、21日目 6月26~28日

第19日目 08年6月26日(木)曇時々雨または晴

6:40 49番 浄土寺 7:00→(1.7㎞)→7:25 50番 繁多寺 7:45→(2.8㎞)→8:20 51番 石手寺 8:40→(10.5㎞)→11:00 52番 太山寺 11:35→(2.5㎞)→ 12:10 53番 円明寺 12:30→(20.5㎞)→17:20 月の家旅館《合計38㎞》

P1040166 午後、久しぶりの潮風。

呼び止められて、休憩所へ。
昨年5月、空き店舗を使ってオープン。地元向けで、特にお年寄りのためのサロン。お年寄りの引きこもりとボケ防止を考えているという。そしてお遍路も休憩させていただける。

P1040181 冷たい麦茶を頂いた。ありがとうございます。

壁ぎわには、お年寄りがサロンの講座で作った小物や絵手紙、寺社参りの集合写真が飾られている。

日本地図も掲げられ、立ち寄ったお遍路の出身地に印。東京、神奈川を筆頭に関東がダントツ、ついで大阪も多い。北海道、東北はほとんどいなかった。

仕事を辞めて岡山から来たという24歳の男性と同宿。

第20日目 08年6月27日(金)晴のち曇

3:30 月の家旅館 →(13.9㎞)→6:30 54番 延命寺 7:00→(3.4㎞)→7:45 55番 南光坊 8:00→(3.0㎞)→8:40 56番 泰山寺 8:55→(3.1㎞)→9:35 57番 栄福寺 9:50→(2.4㎞)→10:30 58番 仙遊寺 10:55→(6.1㎞)→12:30 59番 国分寺 12:50→(16㎞)→16:35 栄家旅館《合計47.9㎞》

P1040220 暗闇の国道。沿道の製油所。高い煙突から、排ガスの炎がゴーッと音を立て真っ赤な火を噴いている。静寂を切り裂く不気味な音と色。

初老の2人連れと会う。京都と広島の人。仙遊寺から歩いてきた。その前の晩は大西から。
1日20~30㎞がせいぜいですなと京都の人は言った。

P1040225 その広島の人と、福島から来たという真言宗の若い僧侶と同宿。

僧侶は通しで27日目。お遍路は、五感を通して本質を見る旅。自分の余計なものが取れていく旅と僧侶は言った。

そう、道中に神さま、仏さまを感じる旅。生長の家では、人も自然も天地一切のものが、皆、神の命のあらわれと教えられている。

そう言うと、僧侶はやや険のある表情に変わった。難癖を付けられたと言いたげな表情。

すべての正しい宗教の神髄は一つと言うが、通じていない様子。気まずい空気に。

創始者は?

谷口雅春先生です。

そうそう、生長の家は穏健な宗教だからいいですね。

いや、そういう切り口で話しているのではないんだが…

昭和20、30年代の生長の家の小さな雑誌を読んだことがありますよ。

なんだ、読んでいたんだ。お寺の蔵書の神誌を読んだのかな?
先達が教えを伝えてくれていたことに感謝。

広島の人は、2年前、高野山に参拝。
今年3月からお遍路を始めた。別格20カ所も回っている。膝を痛めて2度広島に帰った。もう合計で40何日目かなぁ。

頑張ってください。

第21日目 08年6月28日(土)曇時々雨

3:20 栄家旅館→(11㎞)→6:40 60番 横峰寺 7:15→(9.6㎞)→10:00 61番 香園寺 10:20→(1.3㎞)→ 10:40 62番 宝寿寺 10:55→(1.4㎞)→11:20 63番 吉祥寺 11:35→(3.2㎞)→ 12:15 64番 前神寺 12:40 →(25㎞)→ 18:30 JR関川駅《合計51.5㎞》〈往路、JAL、復路、パイレーツ〉

P1040256 夜明け前の冷気が肌に心地よい。
山に入り、次第にあたりが明るくなる。
遠くから、カッコウの鳴き声が、木々の間の湿った空気を伝って聞こえてくる。
ひたすら登り、そして降りてくる。

吉祥寺でバナナ2本をお接待で頂く。
前夜、宿でも2本頂いて、バナナ尽くしの1日。
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P1040286_4

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2008年6月17日 (火)

《4周目》第16、17、18日目 6月10~12日

第16日目 08年6月10日(火)曇

6:45 宇和島バス岩松駅 →(25.2㎞)→ 11:35 41番 龍光寺 11:55→(2.6㎞)→12:35 42番 佛木寺 12:55 →(10.6㎞)→ 15:35 43番 明石寺 15:55 →(1.0㎞)→16:15 松屋旅館《合計39.4㎞》

P1040031 若い夫婦連れに会う。山梨の人。通し打ちで26日目。野宿するつもりで来たが、大変なので初日限りで早々に止めて道具は全部送り返した。
やっと足ができてきて、歩くのが楽しいという。
仲の良さそうな夫婦である。

雨がぱらついてきた。
P1040040_2 まもなく宿に到着。

庭木の手入れされた風情のある旅館。料理も味や盛り合わせに心がこもっている。江戸時代から200年伝わるぬか床が家宝。四季折々の野菜を漬けているそうで、それも少し付けていただく。
こんな贅沢をしていいのか?としばし思う。

同宿した初老の男性。お接待で車遍路に同乗してここまで4、5日で来たという。明日から再び歩く。柳水庵では休憩所に泊まったが、明日は十夜ヶ橋の通夜堂に泊まる。いろんなことを体験したい。元気なおじさんである。

旅館の書籍コーナーに、アマゾンに注文中だった『お父さんと一緒に四国遍路』(安田あつ子著、文芸社)が著者の礼状を挟んで並べてあった。著者もこの旅館に泊まったのだ。交通事故で急死したご主人の供養のため、1男1女の幼い子供たちと3人でお遍路をした女性の記録。

第17日目 08年6月11日(水)雨

2:20 松屋旅館 →(65㎞ 6:30 大洲 9:30 道の駅内子→11:25 大瀬→14:00 薬師堂→16:05 下坂場峠→17:10 鴇田峠)→18:00 ガーデンタイム《合計65㎞》

P1040077 雨がシトシト降っている。
朝方いったん止みかけたが、その後、本降りとなり、1日雨。

ひたすら歩いていく。

雨の音。
川の流れが岩にくだける轟音。
雨に濡れた草木の香り。
雨靄を伝って遠くから聞こえてくるカッコウの鳴き声。

これまでで一番長く歩いた日。
雨の鴇田峠で小さくガッツポーズ。

第18日目 08年6月12日(木)曇のち晴

3:50 ガーデンタイム →(9.5㎞ 6:00八丁坂下)→7:00 45番 岩屋寺 7:30 →(8.9㎞)→ 10:20 44番 大宝寺 11:00 →(15.8㎞ 13:00 三坂峠)→14:50 46番 浄瑠璃寺 15:10 →(0.9㎞)→ 15:25 47番 八坂寺 15:40→(4.5㎞)→16:40 48番 西林寺 16:55 →(3.2㎞)→ 17:40 久米駅《合計42.8㎞》〈往路、新幹線、UWAJIMA EXPRESS、復路、オレンジライナーえひめ〉

P1040100 朝、山の向こうから、ひときわ澄んだカッコウの鳴き声。
スギの葉の積もった、ふかふかの山道。
道を覆う木の葉っぱから、しずくが垂れる。

岩屋寺のトチノキに手を当てて脈動を感じとる。
悠久の生命を思わせる老大木。

P1040130 ようやく雲が切れ、太陽が顔を出した。

八坂峠を越えると、森はまだ青々と新緑の趣。
明治時代まで松山~高知を結ぶ重要な街道だったとある。
今、行き交うのがおそらくお遍路と林業家ぐらいというのにはもったいない道である。
P1040136

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2008年6月 4日 (水)

《4周目》第12、13、14、15日目 5月27日~5月30日

第12日目 08年5月27日(火)晴れ

6:05 窪川駅→(45㎞)→16:20 民宿月白《合計45㎞》

P1030912 初夏。じっとりと汗ばんでくる。

道端の花はまだ元気そう。

穏やかな波の音。

乾いた道。

西日にきらきらと輝く四万十川。
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川のそばの宿。昔はよく泳いだもの、川原の大きな木はみんな切られてしまったとは、同宿した女性の話。

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第13日目 08年5月28日(水)晴のち曇のち雨

2:00 民宿月白→(4:20真念庵、38.5㎞)→11:20 38番 金剛福寺 11:50→(19.7㎞)→16:50 久百々《合計58.2㎞》

P1030993 下弦の月。
虫の音。ゲコゲコとカエルの鳴き声。
闇の中を黒々とうねる四万十川。

南へ歩いていく。
港で休んでいると、お遍路1周目で泊まった「旅路」の女将さんとばったり会った。
若返った感じです。そう言うと、77歳だけど60代に見られP1030998 る。菜食中心だから皺がないのよと女将さんは言った。泊まった時はそんなことは言ってなかった。お元気で何よりです。

緑に恵まれた足摺の半島。
潮騒を聞きながら、森林浴をして歩く1日。

窪津で、小学生がランドセルを畑の片隅に放り出して遊んでいた。
P1040012 女の子2人が「こんにちは」と元気よく挨拶してくる。
こんにちは!
通り過ぎると、遠く後ろから、別の女の子2人が「こんにちは」。
振り返り、振り返りしながら、こんにちは!
子供たちの元気を頂いたようで、疲れも吹っ飛ぶ。

「旅路」の前で、また女将さんと会った。
まあ、気を付けてな!
ありがとうございます。

雨が強くなってきた。
今日から四国は梅雨入り。

第14日目 08年5月29日(木)雨のち曇のち晴

3:40 久百々→(三原村経由33.1㎞)→12:05 39番 延光寺 12:30→(16:25松尾峠、17㎞)→17:40 大盛屋《合計50.1㎞》

P1040013 夜半は豪雨。
宿を出ようとすると、にしきのあきら似のイケメン、あと3年で定年を迎えるという同宿のお遍路さんが、わざわざ2階から起きてきて、小さなドーナツをお接待してくださり、「頑張って!」と小さな声で励ましてくれた。小さいけれども、温かくて大きな心遣い。ありがとうございます。心細さも吹っ飛び、勇気百倍。

P1040019_2 外は横なぐりの雨。海沿いの道を行く。真っ暗な海はきっと大荒れ。けれども温かい心遣いが胸に染み、足取りも軽い。

次第に空が白んでくる。
森の中の道に入り、雨を避けて樹冠の下にしゃがみ込み、ありがたくドーナツを頬張る。

雨が山肌を流れ落ちて、川に注ぎ込む。
道は小川。
あちこちにできた沢の水をすくって飲んでみる。濾過されて、ひんやりとした水。

雨は小降りに──
湿った森の葉っぱと梢の香り。
澄んだ鳥の声。
増水した川の水の轟く音。

やがて雲が切れ、強烈な日差し。
からっと乾いた空気の向こうに、青々とした山。
山がたっぷりと吸い込んだ水は、まだまだ沢から溢れ出している。

木陰で涼を取る。
足は痛むが、痛みもありがたい。

第15日目 08年5月30日(金)晴

3:50 大盛屋 →(8.8㎞)→ 5:55 40番 観自在寺 7:00→(柏坂経由、24.7㎞)→14:45 宇和島バス岩松駅《合計33.5㎞》〈往路、新幹線、しまんとブルーライナー、復路、オレンジライナーえひめ〉

P1040024 柏坂を延々と登る。
山の斜面を吹き上がってくる風が心地よい。自分のために吹いてくれるものと勝手にほくそ笑む。

柳水大師で休んでいると、白装束の青年が後から登ってきた。

高松から来た青年お遍路。ほぼ野宿や善根宿で通してきたという。前々夜は峠の大師堂、前夜は寺の通夜堂に泊まった。今日で30日目。
東京の大学を卒業して帰郷したばかり。就職活動はしなかったが、これからのことを考えようと思ってお遍路にやってきた。
失礼ですがと聞くと、自分が出た大学の後輩だった。
校舎が近代的なタワービルとなり、そこで講義を受けていたという。
自分の時の古い校舎は、ほら、マロニエ通りに面した○号館と言って…と話してもイメージがわかないようす。今は昔。

真面目そうな青年。
宗教や精神世界に興味があるなら、うちの職場に来ないと誘ってみるが、実は歩いているうちに考えがまとまり、大学院に進むことを決めたという。その後のことは、郷里で両親の面倒も見たいし、しがらみのない東京も好きなので、まだわからない。

その後も話しながら歩いていく。

学校の話題、スポーツの話題。話しぶりから、バンカラといわれた校風はやや薄れてきているようす。

岩松で別れた。
今日は松尾トンネルの近くで野宿という。結願まであと20日ぐらい。
長い道中、お気を付けて。

秋には、大学院の試験。こちらも頑張って。
東京に来たら、ぜひ連絡ください。待ってます。

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2008年5月25日 (日)

《4周目》第9、10、11日目 4月27日~4月29日

第9日目 08年4月27日(日)晴れ

6:45 夜須駅→(8.5㎞)→8:25 28番 大日寺 8:45→(7.5㎞)→10:35 29番 国分寺 11:00→(6.9㎞)→12:25 30番 善楽寺 12:45→(6.6㎞)→14:15 31番 竹林寺 14:40→(5.7㎞)→15:55 32番 禅師峰寺 16:15→(4.5㎞)→17:15 海老庄旅館《合計39.7㎞》

P1030642  日曜日。朝の海は静かである。
 軒先のプランターや花壇には、色とりどりの花。
 道の縁、田んぼのあぜ道。いつも踏んづけている草かげから、いろんな仏さんが花を咲かせている。あぜ道のフラワーロード。

 夏の日に木陰をつくってくれた木も、芽吹き始めたばかり。 P1030677_3

 遍路道が横切る牧野植物園は、花盛りで大賑わい。
 芝生には家族や恋人が憩う。

 以前、唐揚げの骨をねだってきた禅師峰寺の犬は、犬小屋でのんびり昼寝していた。

P1030688_2

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第10日目 08年4月28日(月)晴

6:00 海老庄旅館→(3.4㎞)→7:00 33番 雪渓寺 7:15→(6.3㎞)→8:25 34番 種間寺 8:45→(9.8㎞)→10:40 35番 清滝寺 11:05→(13.9㎞)→14:25 36番 青龍寺 14:55→(7.7㎞)→16:55 民宿みっちゃん《合計41.1㎞》

P1030791  黙々と歩く。
 お遍路さんからトマトをお接待していただく。

 2度目のみっちゃん。みっちゃんは元気だった。
 また伊勢エビを頂く。さしみ、みそ、茹でた足、だしの利いたおじや、こんなに頂いていいのか。5月から禁漁だそう。
P1030799
 夜、寝ようとしていると、外で「みっちゃん、アイスクリームちょうだい」と子供の声。みっちゃんでは、アイスクリームも売っているらしい。
 すると、出てきたみっちゃんは「そんなにアイスクリームばっかり食べたら~」うんぬんと説教している様子。ほほえましいみっちゃんと子供の会話。
 この集落は、30年前にスカイラインが通るまで、物資の運搬を船で行っていたという。今は集落に子供が30人。温かい感じのする集落である。

 

第11日目 08年4月29日(火)晴

3:00 民宿みっちゃん →(51.8㎞、8:10 焼坂峠、11:05 七子峠)→14:15 37番 岩本寺 14:35→(0.5㎞)→窪川駅《合計52.3㎞》〈往路、JAL、復路、夜行バス(ブルーメッツ号)〉

P1030825  また、みっちゃんにスカイラインまで車で送ってもらう。
 早く出発すると言ったら、本当に起きてくれた。感謝しています。

 スカイラインは、わずかな月明かりに浮かんでいた。
 森の湿った葉が匂う。
P1030837_2  崖下から潮騒の音。
 暗がりを逃げていく小さな動物。
 
 やがて空は明るくなり、森から澄んだ鳥のさえずり。
 田んぼからカエルの鳴き声。

 日が高くなり、2本の金剛杖を両手でからんからんと賑やかに突いて歩いているお遍路P1030843_4 さんと出会う。
 タレントの松村邦洋に容貌の似た明るい人。
 岡山から来た。聞くと、前々日、みっちゃんに泊まっていたという。
 
少しゆっくりペース。
 頑張って。

 手応えのある2つの峠越え。
P1030853
 池のような田んぼに沿っていく。
 あちこちで、仏さんの花が咲いている。
 仏さんは年に一度の晴れ舞台。

 花道を歩かせてもらってありがとうと言う。
 どういたしましてと澄ましている花がいる。
 こちらに見向きもしないで、日に向かって一所懸命に咲いている花もいる。
 

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2008年4月18日 (金)

《4周目》第7、8日目 4月16~17日

第7日目 08年4月16日(水)雲のち雨

(甲浦駅)→3:00 大和旅館→(38.4㎞)→ 12:05 24番 最御崎寺 12:30→(6.5㎞)→ 14:05 25番 津照寺 14:30→(3.8㎞)→15:30 26番 金剛頂寺(泊)《合計48.7㎞》

P1030526海外べりの道を歩いていく。
刷毛を掃いたような朝の雲。
潮騒。
静かな気持ち。波と一体となって歩いている気持ち。

雲間からの明かりで、灰色の海がにぶく光っている。

P1030541 生かされている歩き方。
今、此処を歩いている。
神の子の歩き方。

神の子が見る風景。
神の子が見る海。

神、われと共に居ます。
波の音と共に居ます。

P1030549 そんなことを思いながら歩く。

時折、道脇の林やしげみからゲコゲコとカエルの鳴き声。
道沿いにはナズナが「見てくれ」と言わんばかりにあちこちに咲いている。
道中に仏さんがいて、自分が仏さんである。
仏さんが歩いている。

P1030556 田んぼはどこも田植えを終えたばかり。

やがて雨となり、時折強く降ってきた。

P1030570_2

第8日目 08年4月17日(木)雨時々雲

2:10 26番 金剛頂寺 →(28.7㎞)→9:40 27番 神峰寺 10:25→(29㎞)→18:00 夜須駅(土佐くろしお鉄道)《合計57.7㎞》〈往路、JAL、復路、ブルーメッツ号〉

今日も雨。
闇夜の山を下ると、暗い海辺には、押し寄せる波が白く一筋に浮かんで見える。
雨がだんだん強くなってくる。
もくもくと歩いていく。

金剛頂寺で、福井の青年と出会う。
青年は大きな荷物を背負っていた。14日目、ほぼ野宿で通し、2回善根宿に泊まり、昨日は民家にお接待で泊めていただいた。用事ができて、今日いったん帰るという。
両手に2本の杖。1本は竹。足を痛めた時、ちょうどよく拾って杖替わりに。神様の贈り物。

青年は、それぞれの寺もいいけれど、道中が素晴らしいと言う。
そのとおりです。「道中にこそ仏さんがおるな」と言ったおじいちゃんもいましたよ。
続けて、青年は、いろいろな宗教がありますが、元の神様は1つ。いろいろなことが起こるけれども、その人たちが与えられた課題で、解決していくためにあると思うと言った。

生長の家では、人間神の子、仏であり、万物に神仏が宿っていて、すべての教えの神髄は1つであると説いていることを話し、まるで生長の家の人と話しているようだと言うと、宗教は持っていないが、飯田史彦さんの本はほとんど読んでいて、とても共感しているという。

今の地球環境やCO2削減の問題にも関心がある。
山が好きで、山道ではよくごみを拾っている。お遍路に来てから、眉山のごみの多さには失望。遍路道のごみを拾って歩き始めたら、ごみを引き取ってくれ、ジュースを接待してくださった方もいた。自分のごみは、こうしてバッグの横の袋に入れて持ち帰るつもり。
アイドリングをして停車中の車に、CO2削減のために止めてくださいと話すと、たいてい止めてくれる。中には聞くだけで、「変な奴」という顔をする人もいた。環境保全は1人から始めないとできない。帰ってから、1つ1つやっていき、周りの人にも呼び掛けていきたいという。

P1030585 生長の家ではISO14001を全事業所で取得したこと、“炭素ゼロ”の取り組みを始めて、自然エネルギーの利用や省エネ、省資源などに努めていることを話すと関心を示してくれた様子。こちらは、青年の勇気ある行動にとても驚いた。

素晴らしい青年がいる。
「『甘露の法雨』をよ
もう」を手渡し、連絡先を交換して別れる。

P1030635 Kさん、続きの遍路も、地元での活動も頑張ってください。
飯田教授の新刊『教授の恋』は、早速注文させていただきましたよ!

一時、止んでいた雨が再び降り出した。
荒れた海。風になびいて、
波が次々と押し寄せてくる。

浜辺では、ハマヒルガオが「見てくれ」という表情で咲いていた。

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2008年4月14日 (月)

《4周目》第5、6日目 3月27~28日

第5日目 08年3月27日(木)晴時々曇

6:55 中角中バス停→(4.1㎞)→8:05 20番 鶴林寺 8:25→(休憩所9:10、6.7㎞)→10:10 21番 太龍寺 10:55→(遍路小屋12:15、10.9㎞)→13:30 22番 平等寺 13:50→(11.5㎞)→16:40 民宿ゆき荘(由岐)《合計33.2㎞》

P1030265 朝、木漏れ日の差し込む山の中、ウグイスとヤマガラの鳴き声。

鶴林寺で、バスツアーの添乗員が一服していた。
大阪の人。和歌山から2泊3日で24人を連れてきた。中には、わざわざ郡山(福島)から来てツアーに参加した夫婦連れもいるという。
 最近、お遍路は20~30代の人にも人気で、大阪から日帰りまたは1泊2日の合計12日、1年がかりで回るバスツアーもある。
何度も来た人の中には、試験(?)を受け“先達”の認定を受けて再びやってくる。試験を受けるにはどこかの寺の推薦がいるという。

P1030342 なってみようかな、先達に。名前もカッコいいし…

休憩所で、置いてあるノートを読んでみる

3/10 無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法とは云いますが、痛いものは痛い。結願寺ではどんな気持になっているのでしょうか?

ふむふむ、言われていることはよくわかる…

P1030357 3/12 高校卒業しました。お兄ちゃんたちに続き、歩き遍路をしてみようと思い、歩きはじめました。「キツイ!」とにかく大変な遍路旅。しかし、得るものはすごく多くてきてよかった。出会ったみなさん、これから出会うみなさん!どうぞお気をつけて旅をたのしんで下さい。 18歳

えらい!!

3/22 この度、84才の私が試しに徳島一国巡拝を実行中、16日に四国入りし17日から歩き遍路スタート。本日、平等寺にお詣りし目下23番薬王寺に参る途中です。
P1030408  一気に約28㎞の薬王寺まで巡拝し、締めくくる心算でしたが、昨日、鶴林寺~太龍寺でちょっと無理しましたので、、由岐周辺に1泊することにしました。皆さん、各自自分の体力に合わせて、決して無茶されませんように、いろいろ自然に触れながら、マイペースで頑張りましょう。

おじいちゃんに感動!

皆さん、頑張って!
みんな神の子、よい子

少しは声援になったかな?(写させていただいた皆さん、ありがとうございます)

桜はぼちぼち咲き始め、東京より遅い感じ。
由岐に向かう道の一部は、桜ロード。

第6日目 07年3月28日(金)晴

4:00 民宿ゆき荘→(11.4㎞)→6:30 23番 薬王寺 7:10→(牟岐警察前 10:20、38㎞)→15:30 甲浦駅《合計49.4㎞》〈往路、エディ号、復路、阿波エクスプレス、新幹線〉

雲間から月明かり。
照らされる海。潮騒。

遠くの森でホーホーとフクロウ。
目の前の闇から小さな動物が猛ダッシュで逃げていく。
風に揺れてざわつく森の梢。

P1030450 やがて日の出。
朝日を眺めながら、寺でおにぎりを頬張る。

腰の曲がったおばあちゃんが、少し左に体を傾けながら、一歩一歩懸命歩いている。
軽装だから、区切って歩いているのだろうが、結構大変そう。
頑張ってください!

自転車に乗ったおじいちゃんが牟岐警察の休憩所まで伴走してくれる。
今86歳。どこから来た?14歳で志願して航空隊に入って、飛行機の整備をしていた。日本中歩いた。だから今も元気。10歳以下の連中に元気出せと言っている。
P1030481 ところどころ意味不明。
でも、元気なおじいちゃん。

田んぼには、少しずつ水が張られ始めている。

行程をほぼ終え、宍喰の海を見ながら、残りのおにぎりを頬張った。

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2008年3月24日 (月)

《4周目》第3、4日目 3月12~13日

第3日目 08年3月12日(水)晴

7:20 11番藤井寺→(3.2㎞)→ 8:20 長戸庵 →(3.4㎞)→9:10 柳水庵→(2.2㎞)→9:55 浄蓮庵 →(4.1㎞)→11:15 12番焼山寺 11:40→(5㎞)→13:00 玉ヶ峠→(5.2㎞)→14:15 阿川→(3.2㎞)→15:20 広野→(7.4㎞)→16:45 大日寺 17:00→(大日寺)宿坊《合計33.7㎞》

P1030140 焼山寺へ登っていく。

木の間から降りそそぐ明るい日差し。
山の中では、ホーホケキョ、ツツピーと、鳥たちの澄んだ鳴き声。

左右内の一本杉と大師様に挨拶。

数えるともなく
14人抜き。速いペースで2人連れの女性がP1030161_2 ついてくる。

焼山寺は、大師堂の落慶で賑わっていた。

杖杉庵を越えて、玉ヶ峠へのきつい登り道。
梅畑が斜面に霞み、下方には鮎喰川。

大きな宿坊に1人泊まった

P1030187_7

P1030209_3

第4日目 08年3月13日(水)晴時々曇後雨

7:05 大日寺→(2.3㎞)→7:30 14番常楽寺 7:50→(0.8㎞)→8:00 15番国分寺 8:15→(1.8㎞)→8:35 16番観音寺 8:50→(2.8㎞)→9:20 17番井戸寺 9:40(10:50地蔵院、16.8㎞)→13:45 18番 恩山寺 14:05→(4.0㎞)→15:00 立江寺 15:20→(9㎞)→17:15 中角中バス停《合計37.5㎞》

P1030213 もくもくと歩いていく。

朝早くから、先達の先導で読経に励むツアー客たち。
鈴を鳴らしながら、読経する老夫婦。
納経後、地図で次の遍路道を確認するバックパッカーの若者。

P1030223 さまざまな参拝客たち。

参拝客が途切れた寺。

途中、恐縮しながらお接待を頂く。

青空には次第に雲が広がり、時折、小雨。1日を終えるころ、本降りになった。

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2008年3月15日 (土)

《3周目》第37日目、お礼参り《4周目》第1、2日目 2月14~16日

第37日目 08年2月14日(木)晴時々曇

塩江 → 8:50 上落合バス停→(10.9㎞)→11:30 別格20番 大滝寺 12:00→(夏子休憩所14:25、20㎞)→17:00 八十窪《合計30.9㎞》

P1020978  雲辺寺と同じ高さの大滝寺(910㍍)へ。
 深い雪。たくさんの小動物の足跡。案内板には、ムササビ、野ウサギ、イタチ、タヌキがいるとある。

 大滝寺も雪に埋もれていた。
 108番目の結願寺。
古びた本堂。
 読経中、寺の太った
ペルシャ猫が擦り寄ってきた。

 寺の奥さんによると、今年は雪が多いという。
 寺では湧き水(雪解け水や雨水)をタンクに貯めて使っている。昨年は雪が少なくて水に困ったが、今年は大丈夫だろう。
 お接待でみかんを頂く。小ぶりだが、とても甘い。

P1020991  奥さんの忠告で県道をとことこと下っていく。遠くに吉野川の流れる平野が見える。夏子休憩所を経て、再び大窪寺の門前へ。

 宿では結願を祝い、赤飯が出た。
 同宿が1人。
福岡から来た中年男性。車で逆打ちをするという。
 先達の引率で、バスやタクシーで回ったことがある。仕事を辞めたので、じっとしていても仕方がないのでやって来た。山口の88カ所は回ったことがある。(そういうのがあるんだ)体力に自信ないしな、でもいつかは歩きたいと言われる。

 ぜひ、どうぞ。

お礼参り、第1日目 08年2月15日(金)晴時々曇

4:00 八十窪→(切幡寺下7:50、安楽寺9:50、38.6㎞)→12:45 1番霊山寺 13:40→(1.4㎞)→13:55 2番極楽寺 14:15→(2.6㎞)→14:50 3番金泉寺 15:05→(5㎞)→16:10 4番大日寺 16:25→(2㎞)→16:45 5番地蔵寺 17:00→ 旅人の宿道しるべ《合計49.6㎞》

 降ってくるような満天の星空。星が地平線までいっぱいに輝いている。北斗七星がくっきりと見える。星空と一体になってうれしい気持ち。
 気温は零度。

P1030020  やがて夜明け。1番を目指して歩いていく。新米らしきお遍路さん4人と出会う。
 お気を付けて。

 やっと結願の喜びがわいてきた。“人生は遍路なり”の言葉を思い出す。3度目の人生を終える。

 門前で御影入れ付きの納経帳を買う。今度はカラー御影をもらおう。

 納経を終え、そして4周目へ。 
 西風が強くなってきた。が、足どりは軽く、弾むように歩いていく。

第2日目 08年2月16日(土)晴

旅人の宿道しるべ →7:10 5番地蔵寺 →(5.3㎞)→8:20 6番安楽寺 8:40→(1.2㎞)→ 9:00 7番十楽寺 9:15→(4.2㎞)→10:05 8番熊谷寺 10:25→(2.4㎞)→11:00 9番法輪寺 11:15→(3.8㎞)→12:10 10番切幡寺 12:35→(9.3㎞)→14:25 11番藤井寺 14:40→JR鴨島駅《合計26.2㎞》〈往路、ハローブリッジ号、復路、エディ号〉

P1030071  アットホームな良い宿だった。
 ご主人に地蔵寺まで送迎してもらう。

 ご主人は日和佐(徳島南部)出身。薬王寺の庭が遊び場だった。
 埼玉に家族がいるが、仕事を辞めて徳島に宿をオープン。広告はしていないが客がある。お遍路は3割ぐらい。いずれ娘に宿を譲って、日和佐に小さな宿を開きたいという。

 安楽寺を出て、ジャージ姿で爆発ヘア(?)の青年を追い越す。
 京都の大学生で、今度、3回(年)生。春休みに通し打ちで回りたい。
 足を引きずっている。昨日、足を挫いたという。
 整体に行きたい。いろんなお遍路の情報を知りたい。善根宿も止まってみたい。明るい青年だ。
 こちらが知っているミニ知識を話す。
 頑張って!

 熊谷寺で、女性の先達がツアーのお遍路たちを喜ばせている。お遍路103回目。結婚63年、夫婦で喧嘩しなかったわけじゃない。でもこうして回らせていただいて、感謝の心をもって生きてこられた。今では夫は私の錦の納札(100回以上)を近所の人に差し上げて喜んでくださる。
 
皆が去った後、ツアー客の1人が、納札入から大先達の納札を取り出し、家族の幸せを拝んで持っていった。

P1030116  表装店に掛け軸と別格20カ所の数珠玉を預けて、再び歩き始める。

 西から、ヒューと音を立てて吹き抜けていく冷たい風。ときおり小雪が舞い、綿雲が後から後からわいてくる。

P1030136

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